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平成24年度コーディネーター養成講座 第4日目

第4日目は、茨城県中小企業振興公社総括テクノエキスパートの梶克広氏、常陽銀行
および茨城大学フロンティア応用原子科学センターの藤沼良夫氏の講義を行った。
梶氏は4年前の養成講座修了生でそのときの講義が今のコーディネーター活動、専門家活動にも役立っているとのこと。

講義は「専門家」と「コーディネーター」の違いについて梶氏の視点も踏まえて解説。
専門家とは“口も出すが手も出す”という気概を持って企業の方と一緒にやる・動くことができる人をいう。
コーディネーターとはひと言で言えば“調整できる人”という。

これまで培ってきた知識経験ノウハウをフルに活用し経営者の課題に耳を傾け課題を共有し問題を解決していく人をいう。
講義終盤は、中小企業振興公社の支援活動や総括テクノエキスパートの活動例、役割を紹介。
期待されるコーディネーターを目指し養成講座受講の先輩として経験を踏まえたアドバイスがあった。

コーディネーター養成 4日目
地域の元気の源は“製造業”。
藤沼氏は製造業の生産活動を持続させるためには自社技術はもちろん、行政・公的支援機関そして「金融」の役割(仲介力)も必要であるという。
事業継承支援、自社の強みを知った上での商談会参加支援など常陽銀行の取り組み、力を入れている事業を紹介。

続いて茨城大学の立場で、これからは中小企業も大学などの高度な技術・知識を積極的に取り入れ
利用できないと生き残っていけない時代になってきた。コーディネーターが企業のニーズをつかみ、大学のシーズに結び付ける役割を担っていると力説。
産学連携における大学の状況や課題をズバッとついた講義であり、その課題をどのように解決すべきか方向性を提案していただいた。

2012ys4-2